ナビゲーション
ユーザログイン
オンライン状況
- 認証ユーザ 0 人
- ゲストユーザ 2 人
投票
立秋の視点~中国・国慶節後の相場動向を読む
立秋の視点、焦点
- 中国国慶節後の相場動向漫談
去る10月1日、中国は盛大な行事-60周年記念式典国慶節を通じ、新世界強国の姿を世界に現している。
国慶節後の中国の動きについて世界は神経を尖らしており、数多くの憶測が世界の株式、商品、為替相場等を飛び回っており、不安定要素が多いだけに、数多くの評論家は口を閉じ、静観している。
漫談であり、立秋の中国乃至世界相場動向等に対し、大胆にシナリオを描いてみよう!
国慶節連休中の非鉄金属は全般にわたり堅調な相場が続いており、各経済統計はまちまちの内容となっている。10日1日発表された9月PMI指数は54.3と8月と比べ0.3ポイント上昇している。7ヶ月連続で景気判断分かれ目である50を越えており、景気回復の順調さが覗える。10月中旬に発表予定のGDP等数値も強気であると予測される。
また、連休中の好調な消費等は旅行、サービス業を支え、更に、連休前の自動車、家電、住宅購入は盛んに行われた可能性があり、また、国慶節による国民アイデンティティの高まり等は全体経済のサプライズとなるだろう。
ふと思ったら、これらの効果の基、連休後にはより一段の相場牽引、景気回復が訪れそうであるが、そうでもない。
つい最近開かれたG7を含め、世界先進国(豪州除外)中銀は軒並みに「出口」戦略に対し、慎重な姿勢を示しており、世界の貿易環境においても保護主義が台頭している。
また、各国失業率の高止まりで、暫く消費者心理が回復してこない。
テクニカル的に現時点の商品相場は上昇トレンドを辿っているが、国慶節長期休暇終了直後は世界景気に対する不安心理、過剰消費の反動、住宅市場の需要減、「家電下郷」政策の一段落、貸出超過による銀行不良債権増、新刺激策の程遠い感、中国政府の積極的な金融緩和政策から適当な緩和政策への転換影響、米国影響力の低減及び需要減、アメリカ金融機関の危機再燃不安等の要因で暴落をもたらすだろう。
それに連れられ、株、商品からの資金逃避が加速し、一段の貴金属相場の上昇、商品相場下落、先進国株式市場の暴落、ドル安をもたらすだろう。反動はあるものの、全体のトレンドは下降を辿るだろう。リスク回避の円高は勢いを増し、10月中には87円台つけた後、85円台近辺を窺う可能性が高い。所謂9月の「二番底」になるだろう。
その後、11月上旬にわたり、商品市場への資金が還流され、相場の反動上昇に繋がる。米商品先物取引委員会(CFTC)が原油や農産物の先物市場で規制強化をみせているが、現段階では規制の対象ではない金や非鉄金属市場に資金が流入するからであろう。
総じて、10月は現在近づいている18号台風のように、立秋に傷跡を残すに間違いない。
(YUJI TANAMACHI&IRRSG中国市場研究チーム)
