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ほぼ月刊メタルなレポート 【2010年2月度 銅・銅合金編】
トヨタショックとBRICSの金融政策次第!
「前半、12月の中国のGDP上方修正や自動車生産台数世界一達成を好感するも景気回復に伴う出口戦略からの中国銀行預金準備率引き上げからコモディティー全般弱含みとなった。後半は中国の豪雪による電力の供給懸念や10―12月GDPが+10.7%と6四半期ぶりの2ケタ成長を好感したが中国・インドの金融引き締め、ギリシャ債の格下げに伴うユーロ不安、アメリカの金融規制法案を受けて大暴落!カッパー・アルミとも1月末日は日付変更の関係で現行水準を維持したものの2月1日現在銅建値は66万と6万円急落!銅スクラップも4-5万円ほど下落となった。
経済指標
(1)自動車生産台数
| 8月 | 9月 | 10月 | |
| 生産台数 | 571,787台 | 830,140台 | 829,100台 |
| 前月比 | -23% | 45% | -1.1% |
| 前年前月比 | -25.90% | -21.60% | -15% |
出典:日本自動車工業会
(2)新設住宅着工数
| 8月 | 9月 | 10月 | |
| 日本新設住宅着工戸数 | 59,749戸 | 61,181戸 | 69,725戸 |
| 前月比 | -9.40% | 0.30% | 9.7% |
| 米新設住宅着工戸数 | 587千戸 | 590千戸 | 527千戸 |
| 前年前月比 | -30.86% | -28.22% | -27.1% |
出典:国土交通省 及び The United States Census Bureau
(3)貿易関連指標
輸出
| 輸出 | 8月 | 9月 | 10月 |
| 電気銅 | 44132t | 34092t | 36614t |
| 前月比 | 8.70% | -23% | 7.4% |
| 銅スクラップ | 29120t | 26169t | 27320t |
| 前月比 | 17% | -10% | 4.4% |
輸入
| 輸入 | 8月 | 8月 | 9月 |
| 電気銅 | 3323t | 2499t | 4509t |
| 前月比 | -39% | -25% | 88% |
| 銅スクラップ | 6136t | 5986t | 5963t |
| 前月比 | 15% | -2% | -04% |
出典:輸入通関統計
(4)伸銅品生産推移及び電線出荷速報
| 8月 | 8月 | 9月 | |
| 伸銅品生産推移 | 55700t | 64690t | 69218t |
| 前月比 | -11% | 16% | 7% |
| 電線出荷速報 | 50531t | 57800t | 61000t |
| 前月比 | -13% | 14% | 5.2% |
出典:日本伸銅協会 日本電線工業会
期待?実態?ドバイショックは?
12月の伸銅品生産、自動車生産も前月比で下落となったが12月という季節要因や前年比では大幅上昇してることから実質は生産数上昇と見ている。
また回復遅れのあった新設住宅着工数とも4か月連続上昇してることから本格的な回復感が台頭。景気回復傾向の中、価格差による中国輸出が急増しており国内の在庫は潤沢とはいえず、トヨタショックやユーロショックがなければ原料は一気に逼迫する。
価格は銅建値ベースの銅・同合金スクラップは過剰流動性資金による急騰であり、金融緩和供給プランが予定どうり行われ一気に急落した。
2月1日 現在 建値-6万の66万となっているが、OILやその他商品のインフレ懸念が、消えず、中国の金融引き締めがもう一段行われるとの予測からが銅建値で63万、スクラップでマイナス2万程度の下落予測
著者紹介
橋本健一郎 著者への質問、疑問等はこちらから 橋本アルミ(株) 専務取締役
超人気ブログほぼ夕刊メタルなレポートのブログ主でもある。 非鉄金属の中国貿易が今年で16年目、日本の非鉄業界での中国貿易では草分け的存在。 主に提携先がある広州へ非鉄金属の輸出を行っている。 2004年より創業76年になる老舗問屋 橋本金属(株)へ出向中。 現在は銅を含めた非鉄金属資源のグローバルリサイクルシステムの構築を行っている。
